どうやっても

人は、完全に他人のことを
理解することはできない。
理解しようとする努力をすることはできても、
完全には理解できないし、その通りに行動することもできない。人間には感情の限界があるからだ。

なぜ、人に多くを求めるのか。
願いが叶わないのは全て人のせいなのか。
自分が悪いわけでも、他人が悪いわけでもなく、
できないということは一定数あるのだ。

できる見込みのないことを相談することは、時間の無駄だと思い、なおかつ残酷なことだと思うのだ。
せめて可能性が少しでも高まってから相談したいのだが、それは受け入れてもらえないようだ。
自分がされて一番嫌なことは、期待を裏切られることだ。そのような人は自分以外にもたくさんいることだろうと思う。
だから、必要以上の期待はしたくないのだ。されたくもないのだ。
でも、それが希望になるなら。
期待というものが薬になるのであれば。
自分の根っこを曲げなくてはならないのだろうか。
きっとそれは客観的に見れば良い選択なのだが、
その状態で自分の精神を保つ自信がないというのが
正直なところだ。